ラジコンのコントローラの改造

概要:ラジコンのコントローラを通常の2スティック型(プロポ型)から1ジョイスティックに変更


 プロポ型のコントローラ(下図)は両手の指(特に母指)が自由に使える前提で設計されています。
 しかし、そうではない方はラジコン操作が難しいままなのでしょうか?
 今回、片手は握る動作が可能、もう片方は継続して押し付ける動作が可能という状態を想定して、ジョイスティック操作のコントローラに改造しました。
プロポ型コントローラ プロポ型コントローラの操作

使用したもの
 ラジコン1セット、TWE-LITE DIP(モノワイヤレス株式会社)2台、ジョイスティック(ディジタル4方向)、フルブリッジドライバL298N、その他抵抗、コンデンサ等適宜。モータはラジコンにもともとついているもの(2つ)をそのまま使用しています。

作製したもの
 ジョイスティックの入力を受け取り、無線で信号を送信するコントローラと、無線信号を受けて2個のモータ(前/後進、右/左折制御)を動作させる受信側を作製。受信側は車両のシャーシに直接取り付け、コントローラは外装を3Dプリンタにて作製しました。

ジョイスティック回路 外装と回路 コントローラ外観
受信回路

詳細
 ジョイスティックはリミットスイッチが4つついた単純なもので、それぞれの出力をTWE-LITEのデジタル入力に接続してます。ジョイスティックからの信号を受け取ったTWE-LITEは、無線信号を送信し、ペアとなるTWE-LITEがその信号を受信します。受信したTWE-LITEは信号に対応した出力を行い、その出力により、フルブリッジドライバがモーターの回転の有無、および回転方向を決定します。
 難しく書いていますが、要するに通常の2スティック操作を、1つのジョイスティックの前後左右操作に対応させました。

動作の様子:
 ラジコンカーにボディを付け、回路がむき出しではないようにしています。
 ジョイスティックを前へ倒すと前進、後ろへ倒すと後進します。ジョイスティックの左右は前輪が左右に傾くだけのため、ラジコンカーが右左折&前後進するためには、ジョイスティックを前か後ろに倒しながら、さらに左右どちらかに倒す必要があります。(つまりジョイスティックをナナメに倒す)


その他:
 ジョイスティック、大きすぎました。小さいジョイスティックを検索中です。また、アナログジョイスティックにも対応したいと考えています。



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